浄土宗深谷山 長安寺

三大行事

お施餓鬼法要

【五月二十二日】

仏教各宗派で共通して行われる行事が施餓鬼法要で
四谷地区の御住職の法要と法話の会

施餓鬼法要とは字の如く、餓鬼に施す法要です。
お釈迦様の弟子阿難が餓鬼にあと3日の命いわれお釈迦様に相談したところ、
一切の餓鬼に施すようにいわれ、そうしたところ命をとりとめることができました。

お盆法要

【7月初旬の土曜日】

ご先祖さまをおまつりする日

「盆と正月の里帰り」などといわれるように、お盆は昔から日本人の心に深く根づいた風習・行事で、
古代インド語ウランバナの音訳、「逆さまに吊(つる)されるような苦しみ」を除く行事です。
その由来は「盂蘭盆経」というお経によっています。
それによりますと、お釈迦さまの十大弟子で「神通第一」といわれる目連さまが、
ある日、亡くなった自分の母親のことを神通力を使って見ていると、
なんと母親は餓鬼の世界に落ちて、苦しみにあえいでいました。
びっくりした目連さまは、お釈迦さまのところへとんで行き、どうしたらよいかを相談しました。
するとお釈迦さまは、「90日間の雨季の修行を終えた僧たちが7月15日に集まって反省会を行うから、
その人たちにごちそうをして、心から供養しなさい」とおっしゃり、
そのとうりにすると、目連さまの母親は餓鬼の苦しみから救われました。
お釈迦さまはさらに「同じように、7月15日にいろいろな飲食を盆にもって、仏や僧や大勢の人たちに供養すれば、
その功徳によって、多くのご先祖が苦しみから救われ、今生きている人も幸福を得ることができよう」とお説きになりました。
これがお盆の行事の始まりです。
お盆には精霊棚を飾ってご先祖をお迎えし、菩提寺(ぼだいじ)の和尚(おしょう)さまに
回向(えこう)していただき(棚経(たなぎょう))、
また菩提寺へ行ってお墓参りをして、数多くのご先祖を心からご供養いたしましょう。

十夜法要

【11月初旬の土曜日】

浄土宗独自の行事
先代住職祥月法要、懇親会

浄土宗が拠り所とする浄土三部経の一つ『無量寿経』に十日十夜の善のなすことの功徳がとかれています。
また秋に行われることから収穫にたいする感謝の法要にも通じています。
お経の中でもこの世で行う善は、仏の国での百倍もの価値があり、現世利益も生まれると記されています。

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